自分の肌質が何なのか知りたいです。肌質によって対策が異なると聞きました。
肌質は全5種類です。それぞれ特徴、対策もバラバラなので、わかりやすく解説します!
この記事でわかること
- 全5種類ある肌質の特徴(見分け方)
- 各肌質への適切な対策
- 肌質と遺伝
試したスキンケア
これまで試した中で、本気でヤバかった2つを記事にまとめてます!
後で後悔したくない人は、覗いてみてください。。
前提:肌質を決定する2つの要素(皮脂量・水分量)
肌質を決める要素がなんだかご存知ですか?それは皮脂と水分です。皮脂量と水分量のバランスが保たれていることが、健康的な肌を作る条件なのです。
皮脂は肌を外的刺激から守ったり、水分の蒸発を防ぐ役割があります。
水分量を維持するには保湿能力が必要で、これは肌が潤いを生み出し、それを保持する力のことです。
皮脂が分泌されることで顔がテカったり、毛穴が広がったりするので、皮脂のことが大嫌いな方は多いと思いますが、顔が皮脂で守られているために、私たちは健康的に生活できるわけです。
大切なのは皮脂量と水分量(保湿能力)のバランスが保たれることです。バランスが崩壊している場合には、適切なスキンケアで補ってあげないと、肌質はどんどん悪化していきます。
あなたの肌は皮脂と水分、バランスよく保てていますか?
肌質の見分け方【全5種類】
肌質は大きく分けると5種類あります。具体的には以下のとおり。
- ノーマルスキン(普通肌)
- ドライスキン(乾燥肌)
- オイリースキン(脂性肌)
- インナードライスキン(乾燥性脂性肌)
- コンビネーションスキン(混合肌)
最後のコンビネーションスキンを除いた4種類の肌質を皮脂量、保湿能力(水分量)で表すと、以下の図のようになります。
上図の4タイプに加え、脂っぽい部分と乾燥した部分が混在しているコンビネーションスキン(混合肌)という肌質が存在します。
この中で一番厄介な肌質が、言うまでもなく右下のインナードライスキンです。僕がコレ。かなりデリケートなスキンケアを長年続けています(汗)
小じわができにくいのは・・・
脂性の人は、小じわができにくい、という話を聞いたことがあるでしょうか?シワの原因って、皮膚の乾燥からくるので、水分量と皮脂量が多ければ、肌が乾燥することはなく、シワができない理論です。
とはいえ、それはオイリー肌(図の右上)の場合であって、右下のインナードライ肌の場合ではありません。インナードライは内部が乾燥しているので、しっかり保湿しないと、シワシワ顔になります。
ノーマルスキン(普通肌)の特徴・見分け方
次に示す特徴に当てはまる方はノーマルスキンの可能性があります。
- 肌トラブルが起きにくい
- 皮脂は出るがベタつかない
- 肌はしっとりしている
一番理想的な肌です。これといってスキンケアに困ることはないでしょう。
ここで言う肌トラブルとは、ニキビ、顔の赤み、痒み、皮剥けなどです。
今すぐ何か特別なケアをする必要はないので、これまで通りでOKです。
ドライスキン(乾燥肌)の特徴・見分け方
次に示す特徴に当てはまる方はドライスキンの可能性があります。
- 洗顔後に保湿しないと肌がつっぱる
- 朝起きたときに肌がかさついている
- 少しの刺激で肌が赤くなる
- 小じわが目立つ
- 肌のキメは細かい
- ニキビができにくい
洗顔後に顔がつっぱれば、ほぼ間違いなく乾燥肌です。化粧水にプラスして、乳液、クリームなどで対処していくことになります。
皮脂が出ない分、ニキビは出にくいですが、浮かれるのはNGです。しっかり保湿しましょう。
オイリースキン(脂性肌)の特徴・見分け方
次に示す特徴に当てはまる方はオイリースキンの可能性があります。
- 洗顔してもすぐテカってくる
- 常時テカっていることが多い
- 毛穴が開いている
- 肌が硬かったりゴワつくことがある
- 朝起きるとベタついている
洗顔してスキンケアをしても、数時間すると顔中、とくにTゾーンがテカテカしている方、間違いなくオイリー肌です。
オイリー肌は乾燥は感じないので、乾燥する方は次の肌質になります。
インナードライスキン(乾燥性脂性肌)の特徴・見分け方
下に示す特徴に当てはまる方はインナードライスキンの可能性があります。
- 洗顔して直後は肌がかさつく
- 洗顔して少し時間がたつとベタつく
- 毛穴が開いている
- 肌にハリがなく、細かなシワが多い
- ニキビができやすい
水分量が足りないので、洗顔後は肌が乾燥してつっぱります。ここまでは乾燥肌と同じ。
でも数時間すると、皮脂が目立つようになります。こうなったら、インナードライ肌となります。
コンビネーションスキン(混合肌)の特徴・見分け方
次に示す特徴に当てはまる方はコンビネーションスキンの可能性があります。
- Tゾーンはベタつくが、口、目、頬の周辺は乾燥している
- 30歳を過ぎた頃からフェイスラインが脂っぽい
- 胸元、背中など皮脂の多い部分にニキビができる
混合肌とは、乾燥している部位と、テカテカしている部位が混在する肌質です。
場所によってスキンケアが変わるので、これも面倒な肌質と言えます。
肌質ごとのスキンケア対策【見分けられた方】
ご自分の肌質を見分けられた方は、次にそれぞれの対策を理解しましょう。
ノーマルスキン(普通肌)のスキンケア対策
ノーマルスキンは安定した理想的な肌質ではありますが、それを持続するために以下のスキンケアを行うと良いです。
- 基本的な洗顔(しっとりでもさっぱりでもない)
- 洗顔後の化粧水⇒乳液、クリーム
洗顔料はしっとり用でもさっぱり用でもない一般的なものでOKです。とくにこだわる必要はないかと。
洗顔後は念のため化粧水からの乳液、クリームで問題ないでしょう。オールインワンゲルのような全部まとまったタイプのものでも良いです。
とはいえ、年齢とともに肌の保湿能力は低下するので、乾燥を感じたら保湿成分配合の美容液などを加えると良いかと思います。
ドライスキンのスキンケア対策
ドライスキンの方は以下のスキンケアを行うと良いです。
- 過度な洗顔をやめる(洗顔料はしっとりタイプ)
- 保湿成分配合の化粧水、乳液、クリームを使う
洗顔のしすぎは本来肌に必要な皮脂を落としてしまい、乾燥肌が悪化するので、1日1回程度にしましょう。
洗顔後はつっぱるので、必ず保湿成分配合の化粧水でケアを。必要に応じてクリーム、美容液を塗り、水分の蒸発を防ぎます。
洗顔料は乾燥肌でも使えるしっとりタイプがおすすめです。
ドライスキンは「敏感肌」になりやすい
皮脂量、保湿能力が低いドライスキンの人は、敏感肌にもなりやすいので注意が必要です。皮脂量、保湿能力が低下することで肌のバリア機能も低下し、外的刺激に耐えられず、肌がダメージを受けるためです。
おすすめ肌のバリア機能を少しでも回復させる方法5選【敏感肌に効果的】オイリースキンのスキンケア対策
オイリースキンの方は以下のスキンケアを行うと良いです。
- 洗顔で余分な皮脂を取り除く
- 乳液やクリームはあっさりタイプを選ぶ
- あぶらとり紙を適度に使う
オイリースキンの人は皮脂量、水分量ともに多い肌質です。洗顔はさっぱり洗い上げるものを選ぶと良いです。朝晩の2回で十分かと。
乳液やクリームをつける場合には、油分が多くならないようにあっさりタイプを選びましょう。
化粧水だけでもOKです。乾燥が気になる方だけ、さっぱり系のクリームなどを使うと良いです。
皮脂を抑制するお勧めケア
オイリー肌の改善に特化したスキンケアがあります。実際に1年ほど使ってましたが、皮脂の抑制、保湿になかなか効果を発揮しました。
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インナードライスキンのスキンケア対策
インナードライスキンの方は、以下のスキンケアを行うと良いです。
- 洗顔料はしっとりタイプに変える
- 洗顔後は保湿成分配合の化粧水・美容液などを使う
インナードライスキンの人は、皮脂量は多いのに水分量が少ない肌質です。僕がこれでした。
普段は皮脂が出ているので必要以上に洗顔をしたり、あぶらとり紙を使いがちですが、皮脂を取りすぎることで、余計に水分不足を招き、皮脂も増えます。
なので、洗顔料はしっとりタイプに変えると良いです。
テカるとはいえ、水分が不足しているので、洗顔後は必ず保湿成分入りの化粧品を使用しましょう。
コンビネーションスキンのスキンケア対策
コンビネーションスキンの方は以下のスキンケアを行うと良いです。
- 洗顔でテカる場所の皮脂をとりのぞく
- 保湿成分入りの化粧水で顔全体を整える
- 乾燥が気になる場所だけ乳液、クリームをつかう
コンビネーションスキンの人は、乾燥しているところ、テカっているところが混在しているタイプです。なので、場所ごとの肌質に応じたスキンケアをする必要があります。
軽いテクスチャーの化粧水を顔全体に塗り、乾燥する場所は乳液やクリーム、美容液などを重ね付けすると良いです。
肌質って遺伝なの?
肌質は遺伝によって決まるのか?という問題は多くの方が興味を持つことと思います。
結論から言うと、肌質は遺伝による影響を受けます。
とはいえ、肌質はそのすべてが遺伝だけで決まるものでもないのです(参考:いちばんわかるスキンケアの教科書)。
つまり、スキンケアや食生活、年齢による影響も大きく受けます。なので、私の親は乾燥肌だからとか、私の親は肌ベタベタだから、、といったふうに諦めてしまうのは非常にもったいないことです。
自分の肌質をしっかりと理解し、肌質に合ったスキンケアに変えることで、健康的な肌に近づくことは大いに可能です。
逆に言えば、遺伝により肌質がノーマルな方でも、洗顔のし過ぎや保湿を怠ったことで乾燥肌になってしまうことも十分ありえます。
何でも遺伝と決めつけず、今やれる美肌への努力を惜しまないことが、美肌への近道です。
まとめ
ノーマル、ドライ、オイリー、インナードライ、コンビネーションという5つの肌質について、その特徴・見分け方とスキンケア対策を解説してきました。まずはご自分がどんな肌質なのか理解することから始め、適切なスキンケアを継続することが、健康的な肌への第一歩です。勘違いしたままだと肌トラブルがさらに悪化するので気を付けましょう。