この記事では、突然の声優変更、アニメ降板により、ファンがブチギレ大炎上した事件8選と、お気持ち表明された声優さんをご紹介していきます。

【突然の声優降板】大炎上した事件8選 声優が不満を激白し、ファンガチギレ

それでは、歴史に残る声優降板炎上事件を見ていきましょう。

声優降板事件1:ルパン三世 風魔一族の陰謀

1987年公開のアニメ『ルパン三世 風魔一族の陰謀』

こちら『ルパン三世』のOVA第1作となっており、当時のメインキャスト5人全員が変更されたことで話題を呼びました。

当時アニメシリーズでのメインキャストは次のとおりでした。

キャラ 声優
ルパン三世
山田康雄
銭形警部
納谷悟朗
次元大介
小林清志
石川五ェ門
井上真樹夫
峰不二子
増山江威子

それが『風魔一族の陰謀』では、次のとおり変更されました。

キャラ 声優
ルパン三世
古川登志夫
銭形警部
加藤精三
次元大介
銀河万丈
石川五ェ門
塩沢兼人
峰不二子
小山茉美

従来メインキャストは、山田さんなど、1971年のアニメ第1シリーズから担当される声優さん、1977年のアニメ第2シリーズから担当される声優さんと、長年演じてこられた方々で、皆さん現役だったこともあり、何のための声優変更なのか非常に疑問視されました

声優変更の理由として語られているのは、制作会社『株式会社東京ムービー新社』が営業不振で、声優へ支払うギャラの問題からという話や、既存の演技イメージと異なる作品にするため

という話がありますが、ルパン役 山田康雄さん含め、キャストたちが一部のスタッフから反感を買っていたのでは?という話もあります。

原作者のモンキー・パンチさんは、プロデューサーから『会社が潰れるかもしれない』と説明され、声優変更を認める条件として、事前にやむを得ない事情があることを従来キャストに説明することを訴えたとか…

声優変更しなきゃ倒産するかもなんて聞かされたら、首を縦に振るしかなかったのでしょう。

製作に関わった『東宝』も東京ムービー側に『旧声優さんには仁義を切っておいて下さい』と伝えたそうです。

ここまで周りから心配されたにも関わらず、山田さんはじめ、従来のメインキャスト5人全員が変更について事前に知らされなかったというから驚きです…

ルパン役の山田さんは、なんと公開から約1年経って、本作でルパンを演じた古川登志夫さんから初めて変更の件を聞かされたそうで激怒。

泥酔していたこともあり、深夜1時頃にモンキー・パンチさんへ電話をかけ『モンキーさん、一体どういうことだ』『交代なんて聞いてねーよ』『これは作者のアンタが許可したせいで起きたことだろうが!!

などと30分にわたり不満をぶつけます。

モンキー・パンチさん、最初 何のことか分からず、勢いに押されてついとぼけてしまったそうで、これが原因で山田さんとの間で溝ができてしまうことに。

さらには事前連絡がされてなかったことに驚き、東京ムービーに電話するも、プロデューサーは既に辞めており、この件に関わっていた人物も『プロデューサーに任せていた』と逃げられてしまい、モンキーさんはアニメ業界を信用できなくなったとか。

銭形警部 役の納谷悟朗さんは、後日 本作で銭形を演じた加藤精三さんから別番組で共演の際に打ち明けられ、最初は何のことか分からなかったといいます。

石川五右ェ門 役の井上真樹夫さんは『声優陣の交替は制作者の反乱である』『残念なのは原作者の厳命を裏切り声優に極秘だった点だ』『セコさが悲しい』と語ったそうです。

本作でルパンを演じた古川登志夫さんは、飲みの場で度々ルパンのモノマネを披露していたそうで、それがきっかけで抜擢されますが、最初はオファーを断ったとか。

ただ マネージャーから「あなただけ逃げるんですか?」と言われ結局オファーを受けますが、山田さん演じるルパンへの敬意から、あえて似せず自分らしい演技をされます。

従来の声優を差し置いて演じることへの申し訳なさで、他の声優陣も自分たちの演技で収録に臨んだ旨コメントされてます。

超人気作品の突然の声優変更は、従来声優だけでなく、変更後の声優にも重荷となっていたことがわかります。

その後 テレビスペシャルが「金曜洋画劇場(金曜ロードショー)」で放送された際、山田さんと再会したモンキーさんは再度謝罪しますが、山田さんはどこか根に持った感じだったといいます。

そして1995年、山田さんの訃報を受けたモンキーさん、誤解が解けたかどうかわからないまま、お別れとなったことが悲しくて、声をあげて泣かれたそうです。

製作会社が行った声優変更でここまで切ない結末を迎えることになったわけです。

その後 東京ムービー側にも非難が集中し、次作『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』では従来キャストに戻されることに。

当時 この声優変更事件は大炎上…多くのファンから抗議があり、署名活動まで行われます。

古川登志夫さんにもアンチレターがダンボール何箱も届いたそうで、一番激しいバッシングを受けた作品と語ってます。

作品自体の完成度は高かっただけに、本当に残念でなりません。

声優降板事件2:機動戦士Ζガンダム A New Translation(総集編映画)

2005年から2006年にかけて公開された、劇場用映画三部作『機動戦士Ζガンダム A New Translation』

こちら、1985年から1986年まで放送された、アニメ『機動戦士Ζガンダム』20周年を記念して放送された新訳劇場版であり、メイン・サブあわせて20名以上の声優が変更となる大幅なキャスト変更がされました。

アニメシリーズから20年経過しているため、声優も再選考する必要が生じ、同作の主人公 カミーユ・ビダン(下写真)役 飛田展男さんも再オーディションを受けています。

結果として20名以上の声優さんが改めて平等に審査されたのなら、何の問題もありませんでした…

フォウ・ムラサメ役(下写真)が島津冴子さんから、ゆかなさんに変更されますが、島津さんが「映画出演のオファーがなかった」と語られたことで大きな問題となります。

ただでさえ大規模な声優変更で当時のガンダムファンたちは不満の声をあげていたわけですが、島津さんの一件で
その声はさらに拡散されていきます。

島津さんですが、なぜ自分にオーディションの声がかからなかったのか、作品の原作者・総監督である富野由悠季さんと、音響監督 藤野貞義さんに事実確認をされており、お二人の了解を得た上でその内容をご自身のHPでまとめています。

島津さんはその時の音響監督さんからの返答を不可解に思い、これを読んだファンの間でさらに波紋が広がることになります。

全文はこちら(その1, その2, その3)にリンクを貼っておきますが、要点をまとめるとこんな感じです(↓)

もともとオリジナルキャストの一部は続投の予定で、その中にフォウ・ムラサメ役の島津さんも含まれていた。

それでも現在のお芝居を再確認するため、連絡をとろうとしたが連絡がつかず、島津さんは引退したと大きな勘違いをした音響監督が、総監督にそのように伝え、総監督は『フォウ役は冴子以外に考えられない』と思いつつも仕方なくキャスト変更に踏み切った…

というもの。

これを聞かされた島津さんは、自分にもチャンスがあったこと、それを引退したという勝手な勘違いで潰されたことが本当に悔しかったそうです。

島津さんはフリーで事務所に所属されていないものの、現役で活動されており、大多数の声優が所属する日本俳優連合に確認すればわかるし、他にもネット、ラジオ、ゲームなどレギュラー番組も抱えていて、連絡をとる手段はいくらでもあったはずなのに…

その後、音響監督は島津さんの以前の所属事務所から島津さんの自宅の電話番号を聞き出し、何度も電話したといいます。

島津さんが電話に出ず、留守電に残したメッセージにも返事がなかった。だからやむを得ずキャスト変更となった旨を伝えてきたそうです。

とはいえこれも不可解で、そもそも関係者であっても事務所が声優個人の連絡先を勝手に教えることはあり得ないそうです。

さらに 音響監督や総監督が何度も自宅に電話をよこしたというのも不可解で、そのような電話はもらってない
留守電だったということですが、そもそもお二人が連絡をよこしたという時期に島津さんの自宅では留守電機能を使っていなかったとか…

島津さん、音響監督さんと総監督さんがかけたという、自宅の電話番号を確認しようとしますが、お二人とも紛失されていて、確認できなかったそうです。

ということで もしかすると、島津さんの自宅だと思っていた番号が、実は間違っていた可能性もありそうです。

とはいえ 総監督が変更する予定のなかったフォウ役を変更することになったのは、島津さんは引退していると音響監督が総監督に伝えたことが原因なのは確かで、総監督は「音響監督にだまされた」と島津さんに伝えたそうです。

とはいえ、総監督の富野さんが、劇場版公式サイトでこんなコメントをされてます。

若いキャラクターであれば基本的には若い声で演じてもらいたい。極端なことを言えばアムロやシャアも含めすべてのキャスティングを変えたいと思っていた。復刻映画にするつもりはまったくなかった。フォウ・ムラサメのような
ゲスト的なキャラクターに関して言えば、新人を起用するという考え方は初期段階からあった。懐し映画にしないために若い声を入れた現在の方向性が決まった。

富野氏が語る事情(手記と異なる説明)

これが 島津さんがHPで公開した総監督の発言『フォウ役は冴子以外に考えられない』と食い違ってます。

不可解な点は多々あり、当時のファンは不満爆発。ネット記事や週刊誌も取り上げ、文字通りの大炎上となりました。

結局のところ、なぜ島津さんが再オーディションのチャンスを失ったのか、真相は今もわかっていません。

声優降板事件3:聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編

1986年放送のアニメ『聖闘士星矢』

主な登場人物と担当声優は次のとおり。

キャラ 声優
星矢
古谷徹
紫龍
鈴置洋孝

堀川亮
氷河
橋本晃一
一輝
堀秀行
沙織
潘恵子

このキャスト構成で、2002年放送の『冥王ハーデス十二宮編』までは一部声優変更があったものの、主役級キャラについては変更がなかったのですが、2005年放送『聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編』から主役級キャラについても次のとおり一新されました。

キャラ 声優
星矢
森田成一
紫龍
櫻井孝宏

粕谷雄太
氷河
三浦祥朗
一輝
小西克幸
沙織
潘恵子

さすがに主役級を一新したのがまずかったか大炎上

原作者の車田正美さん含め、関係者のもとへ迷惑電話や誹謗中傷が多数集まり、声優変更撤回の署名運動も起こりました。

この影響は海外にまでおよんだというから驚き。

こうした運動に危機感を覚えた制作側が公式サイトにて、2005年10月に声優変更の理由を公表

結論から言うと、旧声優さんたちの声の老化が原因でした。

全作テレビシリーズから『冥王ハーデス十二宮編』まで13年経っており、この時点で原作者の車田さんは作品を継続していく上で、声優の変更が必要と考えていたそうです。

旧声優陣の声には以前のようなハリとツヤがなく、老けた声はもう「少年」とは呼べなくなっていた、と語られてます。

実際、十二宮編の放送後 ファンから「旧声優の声が変わってしまっていやだ」

という声も届いていたそうです。

ただ 星矢 役 古谷徹さんの声は当時のままで、古谷さんだけは残したいと車田さんは考えます。

ですが 古谷さんは声優変更に反対でした。一緒にやってきた仲間でいかせてほしいと懇願します。

続く映画作品『天界編』についても声優を変更すべきと考えつつも変えないまま公開。作品の出来に車田さんは納得できなかったそうです。

そして 問題の「冥界編」の企画が立ち上がります。「冥界編」では主役 星矢につぐ最も重要な役があり、これには天使のような清らかさが必要でした。

車田さん この役だけは『もはや変えなくては作品のイメージが完全にダウンしてしまう』と考えますが、それを聞いた古谷さんは、『旧主要メンバーを一人でも変えたら僕は星矢を降ります』『命がけで取り組んでいる星矢の演技が出来なくなるからです』と伝えたそうです。

それだけ仲間の演技を信頼していたのでしょう。悩みに悩んだ結果、全キャストを一新して再スタートするしかないという判断に至ったのでした。

やむを得ない事情があったとはいえ、ファンもそう易々と声優変更受け入れることはできず、『冥界編』DVDの売り上げは大きく落ちてしまいます。

声優さんも人間なので、13年も経てば 当然声に変化は生じます。ただ どうしても作品イメージというものはある。

変更を望むファンがいれば望まないファンもいる。全員を満足させることはできないから、本当に難しい問題です。

声優降板事件4:アイドルマスター(萩原雪歩)

『アイドルマスター』シリーズに登場するキャラクター「萩原雪歩」。

CVは浅倉杏美さんですが、ご存知の方も多いと思いますが、初代担当声優は友利花さん(当時の芸名:長谷優里奈)でした。

2010年7月4日、『THE IDOLM@STER』ライブイベントにて、萩原雪歩 役を降板することが発表されます。

当時 総合ディレクター 石原章弘さんによれば、友利花さんと話し合いの結果、互いに志しを新たにして目指す道を歩んでいくためにも、雪歩 役をバトンタッチすることになったと報告されてました。

交代から時間は流れ、2015年11月2日のこと。

友利花さんが公式Xにて、萩原雪歩 役交代の真相を語られ、ファンに衝撃を与えました。

当時、友利花さんはさつ人予告などに悩まされ、精神的にかなりダメージを受けていたそうです、リハーサルで過呼吸になるほどだったことから、イベントに参加することもできませんでした。

この点は運営側も理解を示してくれ、『これからも雪歩をよろしく』と言われていたそうですが、降板が決まったのがその直後で、何が起こったのかわからず、

と受け入れることしかできませんでした。

友利花さん曰く、雪歩役の降板を申し入れたのは当時のマネージャーです。

その頃 友利花さんが所属していた事務所インターセプトを退所することが決定していたため、その後まで責任が持てないという理由から申し入れたのではないか?と考えているそうです。

雪歩役を引き継ぐ浅倉杏美さんについては、いろんな意味で可愛いとおもっていた後輩でしたので、本当に嬉しかったと語られてます。

病気が原因で声優交代となるのは仕方ないかもですが、本人が知らないところで勝手に話が進んでいくのは正直恐ろしいと思いました。

声優降板事件5:おじゃる丸

NHKで放送されている人気アニメ『おじゃる丸』

皆さんも一度はご覧になったことがあると思います。

主人公 坂ノ上おじゃる丸を演じる声優さんは西村ちなみさんですが、実は1998年から2000年まで初代おじゃる丸を演じていたのが小西寛子さんでした。

声優変更から長い年月が経て、2018年6月1日、とあるユーザーが『小西寛子さんは何故おじゃる丸役を降板したのだろうか』とポストすると、これを引用リポストする形で、あまりに衝撃的な事実を語られてます。

収録と言われおじゃる丸の声を録ったが本編用ではなく「おじゃる丸人形とか音声商品の声に流用して販売」していた。私も知らされていなかったので「これはなんですか?」と事務所を通じて質問。そしたら生意気だ!黙って言うとおりにしないとアニメ業界で仕事できなくしてやる

その後収録の話が来なくなった。おじゃる丸スタッフは皆隠蔽している。しかし、18年経ってNHK関連でまた同じ様な事件が事務所関係者に起こったので、今度はしっかり音声や証拠、電話やメール、振り込み指示など押さえ(NHK経営企画に書面を出した)←今ここ出方を待っている

このとおり、おじゃる丸役降板に至った事情を報告されました。

説明なく勝手に音声を流用し、確認しただけで降板だなんて鬼畜の所業と言わざるを得ない…

その後のポストでは、変更当時の『おじゃる丸』プロデューサーが、『干すだの降ろすだの言うこと聞けだのキーとかわめいたりして全く話になりませんでした』と説明されてます。

2018年6月11日、この件についてNHK広報局はこんなコメントを出してます。

ご指摘のような音声の無断使用の事実はないと聞いています。関連団体の担当者もツイッターにあるような発言はしていないと話しており外部の関係者を含めさらに確認を進めています。契約満了まで務められており、『収録の話が来なくなった』というものではないと考えています。

とのこと。

まぁよくある回答ですよね。断言ではなく”聞いています”というやつ。

これに対して小西さん側は18年前のおじゃる丸プロデューサーの証拠音声を録音しており、「事実はあると考えています」と反論。

その後のポストでNHKを刑事告訴した旨を報告されてます。

調査の結果 刑事的にはクロでも、商品の製造が終了した時期からの時効があるので犯罪に問えないなど、個人の限界と語られてます。

子どもたちに夢と希望を与えるアニメの裏側で、こんな卑劣な対応がされていたと思うと悲しくなります。

声優降板事件6:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

1988年公開の劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』以降、OVAやゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』やガンダムシリーズなどでハサウェイ・ノア役を演じてきたのは、佐々木望さんでした。

ですが、2021年公開の劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では、声優が変更され、ハサウェイを小野賢章さんが演じています。

ほか メインキャストが一新されました。事前に告知があれば問題なかったのですが、2020年3月17日 佐々木さんがこんなポストをされてます。

つまり、事前にハサウェイ役の降板を知らされていなかったことになります。

これに対して『ハサウェイは佐々木さんであって欲しい!!』とか『佐々木さんはまだまだ現役バリバリなのに』といった声が集まります。

すると 炎上や関係者への影響を気遣ってか、続けてこんなポストをされています。

この一連のポストから、今回の一件で炎上してほしくない、声優の仕事とはそういうものだと、ファンの理解を求めるとともに、それでも突然やってきた声優交代の事実を前に悲しむ気持ちが伝わってきます。

公式は声優変更理由について、40周年を迎えたガンダム最新作として世界展開を見据えた上での制作・演出上の都合
と発表(こちらを参照)。

さらに若手の声優さんを起用した理由について、今のキャラクターたちの等身大の年齢に近いお芝居、生っぽいお芝居がほしいということで選びました…とされてます(こちらを参照)。

ただ 佐々木さん 同映画にて、ゲイス・H・ヒューゲスト 役(下写真)で出演されており、声優さんへのリスペクトが感じられることから、この点にといてファンから評価されていたようです。

声優降板事件7:スラムダンク / THE FIRST SLAM DUNK

2022年12月3日公開の新作アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』

2021年1月に 作者 井上雄彦さんの公式Xで、スラダン映画化が発表されてから多くのファンが情報解禁そして公開を首を長くして楽しみに待ちました。

2022年8月、1993年放送テレビアニメ版『スラムダンク』全101話がYouTubeで期間限定公開され、9月には 前売りチケットが発売され、いよいよとなったところで11月4日 情報解禁として、テレビ版声優が一新されることが発表されます…

1993年のテレビアニメ版では、メインキャストは次のとおりでした。

キャラ 声優
桜木花道 草尾毅
赤木剛憲 梁田清之
流川楓 緑川光
三井寿 置鮎龍太郎
宮城リョータ 塩屋翼

『THE FIRST SLAM DUNK』では、次のとおり変更されました。

キャラ 声優
桜木花道 木村昴
赤木剛憲 三宅健太
流川楓 神尾晋一郎
三井寿 笠間淳
宮城リョータ 仲村宗悟

テレビアニメ版の声優で続編を期待していたファンは、これに納得できずに不満爆発となりますが、それだけでなく 声優一新の発表が前売りチケット発売後だったことが、より反感を買うことにつながりました。

直前までYouTubeで前キャストが演じるアニメを一挙放送していたのも、ここにきて声優一新はあり得ない!!と思わせるきっかけとなります。

批判的な意見を受けて、桜木花道を演じた木村昴さんは、

この2年間 キャスト全員が監督と一緒に最高の芝居を積み上げてきたので絶対大丈夫だから!これまで情報出さないでくれてありがとう!って皆、絶対思うから!頼むから1回劇場行って!

と心の底で思っていたと後々語られてます。

劇場版スラムダンクは実写に近い、生々しくリアリティーのある芝居を目指していたそうで、昴さん曰く、これまで勉強してきた声優のいろはとまったく異なっていたとのこと。

この点が 旧キャストを一新する理由となったのでしょうか…

いずれにしても、声優変更発表時の混乱が嘘のように、観客動員数1000万人を突破、興行収入150億円を突破する大ヒットを記録しました。

とはいえ、やっぱりチケット発売前に声優変更を明かしていれば、余計な炎上でキャストさんたちを
悩ませることもなかっただろうと、思ってしまいます。

声優降板事件8:ハローキティ

株式会社サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」が2024年に50周年を迎えますが、2023年11月1日、キティちゃんを長年支えてこられた 林原めぐみさんが突然の卒業を発表。

ブログで思いの丈を綴られていますが、これを受けて納得できないと、ファンの間で大炎上してしまいます。

林原さんはキティちゃんと33年もの間歩んできました。

初仕事は、1990年の『ハローキティのおやゆびひめ』で、以降 サンリオピューロランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、ほぼ全てのキティちゃんを支えてきました。

実は林原さんが関わる前にも、初代がサンリオの社員さん、次が白石冬美さん、そして小山茉美さんと、キティちゃんを支えています。

そして林原さんのブログの内容ですが、公式の対応として驚きを隠せないのが、キティちゃんの事務所から林原さんのもとへ、突然一枚の手紙が届き卒業を言い渡されたこと・・・

ほぼ決定事項という感じで、かなり戸惑ったそうです。一緒に50周年をお祝いすることができないと知りどれだけ悲しかったでしょう。

その後 事務所の方から詳細な理由を説明されたそうですが、かなりざっくり説明すると、今後の展開を見据えた決断なんだそうです。

今回 ミミィの冨永みーなさん、ダニエルの たかはしごう さんも卒業されることが発表されました。

ミミィ ダニエル

この件について公式から事前説明がなく、林原さんのブログで明らかになったわけですが、サンリオファンから不満が続出。

そして 火に油を注ぐ結果となったのが、ハローキティ公式YouTubeチャンネルが林原さんがキティちゃんを支えてきた頃の動画を、11月1日をもって一斉に非公開とした点です。

まるで林原さんの功績をなかったことにするような対応で大炎上!!

公式対応の配慮不足から、新しくキティちゃんを支えることになる方(詳細不明)にまで飛び火する結果となりました。

サンリオキャラクターについては、暗黙のルールがあるにしても、もう少しやり方がなかったのか?と疑問に思いました。

https://twitter.com/saltcoh/status/1719527720986780036

おわり:声優降板事件

以上、突然の声優変更、アニメ降板でファンブチギレ、大炎上した事件8選と、お気持ち表明された声優さんについてでした。

これらの声優変更問題、また製作側の対応について、皆さんはどう思われますか?