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相続アドバイザー2級を受験しようと思います。

たかじんたかじん

相続アドバイザーとはどんな試験か、試験内容、勉強方法も含め、解説していきます。

 

この記事でわかること

  • 相続アドバイザー(銀行業務検定試験)とは?
  • 3級と2級の違い
  • 2級の難易度(合格率)
  • 試験内容と勉強方法

 

記事の執筆者

この記事を書いている僕は、2019年の相続アドバイザー2級試験に合格済みです。点数は79/100と余裕をもって合格できました。この記事の内容にも、一定の信頼性を保証します。

相続アドバイザー(銀行業務検定)とは?

相続アドバイザーは銀行業務検定試験であり、相続に関する実務、相続対策に関するアドバイス等について問われる試験です。

銀行業務検定試験という名前からも、銀行の窓口担当者が主に受験する試験となっています。

金融機関の窓口担当者は顧客から相続に関する質問を受けることも考えられ、最低限の相続知識を有している必要性があります。

ちなみに僕は銀行員ではありません。一応行政書士です(一応?)。

行政書士として、相続・遺言分野を極めようと思ったので、受けてみました。

相続アドバイザー|3級と2級でどう違う?【答え:記述式の有無】

相続アドバイザーには3級と2級があります。どちらを受けても問題ありません。

僕は3級を持っていなかったのですが、いきなり2級から受けました。2級は3級の上級試験であり、より実践的な内容が問われます。

3級と2級の違い

3級と2級の大きな違いとしては、記述式問題の有無です。

2級では記述式問題(計算式問題を含む)が出題されるのです。記述式問題は事例を基に設問に答えていくパターンとなります。

記述式は全部で5問出題されます。

実際に本試験を受けてみた感想ですが、記述式問題はそこそこ骨の折れる難易度でした。しっかりと基礎を固めておけば問題はないかと思いますが、中途半端な理解だと撃沈するかもしれません。

たかじんたかじん

とにかく過去問を購入して何度も解いておくことをお勧めします。

相続アドバイザー2級の難易度(合格率)

僕が受験してきた相続アドバイザー2級の難易度をご説明していきます。

以下に合格率を示します。

  • 2018年3月(第139回)

合格率:21.73%(受験者数:1942名、合格者:422名)

  • 2019年3月(第142回)

合格率:25.44%(受験者数:1541名、合格者:392名)

僕が受験したのは2019年3月(第142回)でした。試験の合格率は概ね20%~25%程度といったところでしょうか。

ちなみに相続アドバイザー3級の合格率は概ね40%前後のようです。

2級の受験が難しそうだな、、という方は、まずは3級から受験してみても良いですね。

相続アドバイザー2級の受験詳細

相続アドバイザー2級の受験について解説していきます。

受験資格

相続アドバイザー2級に受験資格はありません。誰でも受験可能です。

受験料

6,600 円 (税込)です。

試験日

次回の試験日は以下のとおりです。

  • 2021年3月7日(日)

申込受付期間が決まっているので、お早目に(詳細は公式サイト)。

定期的に更新してますが、一応公式サイトもご覧くださいね。

試験時間

13:30~16:30(180分)

試験会場

試験会場ですが、申込時に受験地を選択することになります。

※受験地は都度変更される可能性があります。

試験内容

試験内容です。法定相続に関する内容や、相続税の計算、相続に関する登記手続きなど、幅広く出題されます。

出題形式:

四答択一式 25問(各2点)、記述式 5題(各10点)

科目構成:

(1)相続知識
相続の開始と手続期限/相続人の範囲と順位・相続欠格と廃除/相続と遺贈/相続の限定承認・放棄/遺言の効力・種類・要件・内容変更等/戸籍/課税・非課税財産/債務控除および葬式費用/相続税申告書の提出と納税 ほか
(2)相続対策(生前対策)
資産の状況把握/遺産分割/遺贈/相続財産の評価方法(小規模宅地等の特例)/相続税の計算/相続税対策/納税資金対策/贈与税の知識/生前贈与による相続対策/二次相続/遺言信託/成年後見制度(法定後見制度、任意後見制度)の活用/資産活用による相続対策/保険活用による相続対策 ほか
(3)相続アドバイス
相続アドバイスをする際のコンプライアンス/遺産分割アドバイス/相続人の不存在/リタイアメントプランニング/遺言書の作成/遺産整理/相続トラブルの防止策 ほか
(4)相続手続
相続発生時の確認事項/相続預金の照会/未分割時の葬儀費用の払戻要求の対応/遺産の相続手続/債務の承継手続/担保・保証取引/通帳・貸金庫等の取扱い/相続手続必要書類 ほか

合格基準:

満点の60%以上(試験委員会にて最終決定)

試験時間:

180分 試験開始後60分間、終了前10分間は退席禁止

(出典:相続アドバイザー2級)

相続アドバイザー2級の試験結果【合格発表】

相続アドバイザー2級の試験結果(正解発表)ですが、試験から3日後の17:00以降にホームページで公表されました。

公表されるのは記述式以外の問題です。

記述式問題を除く正誤は判断できますが、記述式で何点とれているのかは、成績通知書が送られてくるまでわかりません。

試験後、成績通知書が送られてきます(以下)。

相続アドバイザー2級 成績通知書

僕は2019年3月3日に受験し、成績通知書が4月26日に発送されました。

ですが、ちょうどゴールデンウィークと重なったため、ポストに投函されたのが連休明けでした。

 

試験合格の場合、次の合格証カードと、合格証書が同封されています。

相続アドバイザー2級 合格証カード
相続アドバイザー2級 合格証書

相続アドバイザー2級の勉強方法

相続アドバイザー2級に合格するための勉強方法を解説します!

相続アドバイザー2級の過去問(問題集)はコレ!

相続アドバイザー2級に合格したいのであれば、次の過去問は必ずやってください。


過去問は、「〇〇年〇月受験用」のように出版されています。ご自身が受験される最新の版をご購入ください。

僕はこの過去問1冊しか勉強しませんでした。そのため、全部で3周くらいは復習をしました。

解説が充実しているため、試験対策としてはかなり有効であると思います。

相続アドバイザーのテキスト(参考書)は必要か?

相続アドバイザー2級には、次に示す参考書があります。

とはいえ、僕は過去問しかやりませんでした。上記の参考書は購入していません。

僕は行政書士とファイナンシャル・プランニング技能士3級の資格を持っており、相続について一通り学習していました。

そのため相続アドバイザー2級で問われる法定相続に関する知識や、相続税の計算方法なども知っていました。だからテキストは買ってません。

なので、もし相続や相続税について完全に初心者である方は、上記の参考書を購入されることをお勧めします

参考書でインプットを行ってから、過去問でアウトプットを鍛えましょう。

相続アドバイザーの講座を受けるべき?【結論:不要です】

相続アドバイザー2級の学習では、「相続アドバイザー養成コース」という通信講座があります。詳細は以下のとおりです。

  • 受講期間・・・3か月
  • 添削・・・3回
  • テキスト・・・B5版3分冊
  • 受講料・・・13,860 円 (税込)

(出典:相続アドバイザー養成コース)

この通信講座を受けるべきかという点ですが、ぶっちゃけ不要だと思います。

上でご紹介した参考書と過去問をしっかりとこなしておけば、とくに問題はないでしょう。

持っておくと安心な書籍・参考書

上でご紹介した通信講座は僕は不要だと考えていますが、それでもちょっと心配という方向けに、持っておくと安心できる書籍・参考書をご紹介しておきます。

僕が実際に資格取得の際に活用していたもので、わかりやすくお勧めのものです。

  • FPの学校3級 きほんテキスト

試験範囲である相続人の範囲や順位、相続税や贈与税の計算、相続財産の評価方法(小規模宅地等の特例)などの知識をわかりやすく学べる。

 

万全を期したい方は、相続アドバイザー2級の参考書+過去問に加え、上記のFP3級向け参考書をやっておけば、十分合格圏内に入ります。

わざわざ何万もする通信講座を受ける必要性はないでしょう。

おまけ:相続アドバイザーの仕事は?

相続アドバイザーに合格すると、どんな仕事ができるのでしょうか。

冒頭でご説明したとおり、相続アドバイザーは銀行業務検定試験であり、銀行業務を行う窓口担当者向けの試験です。

彼らが顧客から相続に関する相談を受けたとき、対応できるようにするための資格です。

他には、僕のように行政書士としてやっていく場合に、その信頼性を担保するために取得するというパターンもあるでしょう。

(行政書士事務所のHPを見ると、この資格を所有している方がそこそこいます。)

たかじんたかじん

誰もが通る相続です。持っていて損はない資格ですね。

まとめ

相続アドバイザー2級の試験内容、勉強方法について解説しました。合格率は25%程度でそこそこの難易度ですが、参考書と過去問をしっかりやっておけば、必ず合格できる試験です。相続はどんな人でも必ず通ることでもあるので、持っておくと安心だと思います。