
行政書士試験を受験します。法律は初心者なので、易しいテキストを教えてください。

現役行政書士です。僕が使ってみて本当に良かったテキストをご紹介します!
この記事でわかること
- 法律初心者に易しいテキスト/過去問
- 法令科目の学習の順番(時間がある場合/直前期)
記事の信頼性
この記事を書いている僕は、行政書士試験に236/300という高得点で合格しています。安心して読み進めてくださいね。
一般知識はコチラ
一般知識のオススメ対策テキスト、過去問、効率的な勉強法は以下の記事をどうぞ!
オススメ判例集5選(アプリあり)
試験突破に判例集は必須です!
行政書士に独学で合格する!初心者に易しいテキスト/過去問
法律の学習が初めての方に向け、初心者が扱いやすいテキスト、過去問をご紹介します。
なお、ここで紹介するのは合格ラインのギリギリを狙うのではなく、余裕をもって合格するためのテキストです。
なので、初心者に非常に易しい反面、内容はボリュームがあるので、そこは覚悟しておいてください(笑)
初心者にオススメのテキスト(参考書)
まずはテキスト(参考書)から紹介します。
【行政法】のテキスト
行政法は行政書士試験の要です。ここは全問正解を狙う意気込みで勉強しましょう。
次のテキストがかなりオススメです。
- 国家試験受験のためのよくわかる行政法
行政法のテキストはこれ一冊だけでOKです。
本書には以下のような工夫が要所要所にあって、理解を助けます。
Check | 本文の記述に関連する重要事項を解説 |
一歩前進 | 正確な理解に到達できるよう、理解しにくい部分をよりわかりやすく説明 |
ステップアップ | 多少レベルの高い事項だが、出題実績のある事項 |
ここが狙われる | 試験で狙われやすい事項、ぜひ覚えておきたい事項など |
閑話休題 | ちょっとしたコラム。息抜きをかねて気軽に読める |
用語の説明 | 知っておかなければならない必須の法律用語を説明 |
アドバイス | 学習上の指針や試験の出題傾向など、知っておいて役に立つ情報を提供 |
*(米印) | 本文の理解を助けるコメント |
Amazonや楽天での口コミも良く、いろんな人がいろんなサイトでおススメしている本でもあるので、まず間違いないです。
【民法】のテキスト
行政法の次に大切で得点源にできるのが民法です。ここも全問正解を狙いたいです。
オススメは次のテキストです。
- automa system 民法
automa system(オートマシステム)は司法書士試験向けのテキストですが、行政書士試験対策に十分使えます。
オートマ民法は完全に初心者向けのテキストで、民法が苦手な人には絶対オススメです。
その理由が次のとおりです。
- 読者に語り掛けるような解説
会話しているような、読者に話しかけるような文章展開。とっつきやすく、非常にわかりやすい。 - 難しい用語を使わない
オートマは難しい法律用語を身近な言葉に置き換え説明するので、すんなり頭に入る。 - 例え話で身近な物事に置き換える
複雑な考え方を要する事項は、面白い例え話で解説するので、間違えて覚えるリスクが少ない。 - 何故?に重点をおいている
「なぜ裁判官はこう判断したのか」など何故に着目しているので理解しやすい。 - ほぼ毎年改訂版が出版される
毎年しっかり最新版が出るので、古い知識を身に付ける心配がない。

オートマで鍛えておくと、行政書士試験の民法は本気で満点が狙えます。
【憲法】のテキスト
憲法の理解にオススメなのが、次のテキスト。
- automa system 憲法
憲法は裁判例の理解が重要ですが、イメージしやすいよう、なぜ裁判官はそう判断したのか?みたいな解説があって、本当にわかりやすかったです。
【商法・会社法】のテキスト
商法・会社法はボリュームの割に出題数が少ないですが、余力があればやっておくと良いです。
オススメは、行政法と同じシリーズの、次のテキストです。
- 国家試験受験のためのよくわかる会社法
商法会社法は範囲が膨大ですが、それをコンパクトにわかりやすくまとめているので、1~2周読んでおけば、全体像が見えてくるかと思います。
商法・会社法は捨てるべき?
商法・会社法って範囲が膨大で覚えることがアホみたいに多いのに、出題数はたったの5問と鬼畜の所業です。
僕は商法会社法は完全に捨てました。民法と行政法、一般知識だけに学習時間を割き、記事冒頭の高得点を出しています。
ここはご自分の学習スケジュールと相談してほしいですが、商法会社法を捨て、行政法、民法にまわすという選択肢もアリです。
初心者におススメの過去問(問題集)
次に過去問(問題集)です。
【行政法】の過去問
行政法の過去問で超オススメなのが、以下です。
- 公務員試験 本気で合格! 過去問解きまくり! 12 行政法
もともとクイックマスターという名称で、行政法の定番だった過去問が新しく名称変更されたものです。
僕はこの過去問を全部で5周ほどやりましたが、おかげで本試験の行政法は満点でした!
オススメの理由は次のとおり。
- 必修問題、実践問題、直前復習と区別されていて、試験までの計画を立てやすい
- 設問の肢すべてに詳細な解説がついている
【民法】の過去問
民法の過去問で超オススメなのが、やっぱりオートマです。
- automa system 民法
オススメの理由は次のとおり。
- セット問題/比較問題 の区分けが役に立つ
セットで覚える事項、比較して覚える事項が明示され、理解が定着しやすい。 - 根拠となる条文の記載がある
間違えた場合、どの条文を復習すればいいのかすぐわかる。 - 判例名が記載されている
間違えた場合、どの判例を読めばいいのかすぐわかる。 - 基本/頻出/応用 の記載がある
知識の定着度に応じて解くべき問題を区別できる。 - ワンポイントアドバイスがある
理解が難しい事項については、ワンポイントアドバイスで補足説明してくれる。
問題形式は〇×です。各肢ごとにかなり詳しい解説があって、学習がはかどります。
【憲法/基礎法学】の過去問
憲法、基礎法学でオススメの過去問は次のもの。
- 憲法・基礎法学が得意になる本
出題数が少ないので、あまり時間はかけたくないです。
この本のボリュームはコンパクトではあるものの、解説がわかりやすいのと、重要度を★の数で表記しており、計画的な学習ができます。

時間はないけど、憲法、基礎法学を一通りはやっておきたい、という方におススメです。
【商法・会社法】の過去問
商法、会社法の過去問としてオススメなのが、以下のオートマシリーズです。
- automa system 会社法・商法
民法と同様に、セットで覚える事項、比較で覚える事項が明示され、理解がまとまりやすいです。
肢ごとの解説も非常にわかりやすく、間違えたときにどの条文に戻ればよいかが明白。

商法・会社法もガチで得点したい、という方にオススメです。
【行政法、民法、憲法、商法、一般知識】学習の順番は?
テキストと過去問を揃えて、いざ学習スタート!となっても、どの順番でやったらいいか悩むかと。
これは、本試験まで時間がある場合と、直前期の場合で変わってきます。
試験まで時間がある
基本的にはどんな順番で学習してもOKです。
こだわりがなければ、行政法→民法→憲法→(商法・会社法)→基礎法学、一般知識という流れでしょう。
あくまで行政法、民法の理解に注力すること!
直前期
本試験まで間もない場合、上のような学習スタイルではなく、全科目を並行して進めます。
朝の〇時~〇時は行政法、午後の〇時~〇時は民法、、、という感じです。
行政法だけ、民法だけ、という日を作ってしまうと、過去にやった科目を忘れてしまうので、短いスパンで多くの科目を並行して進めるのが良いです。
まとめ
この記事で説明したテキスト、過去問は、行政書士試験に高得点で合格したい方向けの内容です。ギリギリを目指せばいい!みたいな宣伝をする講座がありますが、最初からギリギリ目指したら、運悪いと落ちます。
最初から8割~9割目指していくから、運が悪くても6割とれて合格になるわけです。
一般知識の対策
一般知識のテキスト、過去問、勉強法は以下の記事をご覧ください。
オススメ判例集5選(アプリあり)
試験突破に判例集は必須です!